奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

1/14 毎日コツコツ進めるのは難しい

 隣の席の方で我輩がお世話になっておる方のお子様が自転車と交通事故を起こしたらしく、早退しておったのである。

 という事で隣の目が無くなった我輩はしなければならぬ事がそれなりにあるにもかかわらず、Wikipedia先生を巡回するという不毛な事をしておったのである。

 という事で横光利一の機械を読んでしまったのである。駄目だねホントにウィキペディア先生が言うには、実験的手法で記された小説であり、段落句読点がギリギリまで省かれており、読むのに若干の苦労があるが、なるほど主人公の心理描写の細かさが巧みであり、小説の神様の御業とはこの事か、と。30分程度で一気に読める短編であるからこそであり、これが2,3時間必要な長編になるとキツイモノになりそうであるな。

 で、ネームプレートの際の金属加工という事で、蒼鉛ことビスマスの文字が出てきたり猛毒である重クロム酸カリウムが登場したり、セレンがセレニウムの名前で登場したり、珪酸ジルコニウムというかジルコンが登場したり、ビスムチルは塩化酸化ビスマスの事であったりとか、アニリンはどのように使うのか、アモアピカルは多分研磨剤だと思うが良く分からぬ、というような事を思いながら読んだが、この長さの短編を30分程度で読めるのならば、我輩の速読能力もまだまだ捨てたものではないのかな、と。まぁ前述の金属化合物を調べるのに、多少読み直しておるし、100年近く前の文章となると、分からぬ単語が頻出してくるし、

 その前に仕事はどうした、というお話である。穴ほぎ用ペルスって何だよ、何打その謎の器具は穴を開けるヤツであるとは思うのだが、