奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

献血に参りビビビビバップを読了した

イケブクロに参ったのである、徒歩で
いい加減イタバシ区内でウロチョロするのは飽きてきたので
隣のトシマ区にしてその代表格であるイケブクロに参ったという事である

で、
献血をしながら貸出期限が少しだけ過ぎた『ビビビ・ビ・バップ』(奥泉光)を読了したので
それについて記していく次第

ビバップはジャズの一形態で、アドリブ演奏がメインとなり、
各々の登場人物がアドリブめいた行動を繰り返しながら、
21世紀末の健全なサイバーパンク、のように見えるお話であり、
バーチャル音響設計士にしてジャズピアノ弾きや
JKのコスプレをしておる中国人天才ロボット工学者
最早時代遅れの存在となっておる将棋棋士にして20世紀文化のマニアな江戸っ子
ロボット猫にして本書の語り部で元ネタがエリック・ドルフィードルフィー
をメインプレイヤーとしながら、
生前葬として仮想空間墓(バーチャルトゥーム)を設計したロボット工学者にして大企業の社長や
その甥なんかも加わりながら、
すでに故人なマイルス・デイヴィスジョン・コルトレーン等のジャズプレイヤーを模したロボや
落語家ロボな古今亭志ん朝立川談志大山康晴名人ロボなんかも登場しながら、
謎のコンピューターウィルスが暴れまわろうとしていた
という感じのお話であるが、我ながらよく分からぬあらすじであるな、
調べると、前日譚として『鳥類学者のファンタジア』があるらしいのでこれまた読んでみたい
まだ未読な借りておる本があるのが問題

とは別に
献血の話に戻るが、検診の際に心拍数が72と普通ぐらいの数値になっておるので、
去年の健康診断で指摘された洞性徐脈が治っておるとの事
ランニングをサボり続けた結果であり、喜んで良いのか悪いのか