奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

2/16 皆が面白いという作品は大体面白い

 何時もの事ながら暇故に献血に参り、今更の事ながら献血の待機時間中に『進撃の巨人』(諌山創)を読んでおったのである。何時もであれば献血はGoodアフタヌーン(あれ?モーニング2だっけ、と調べておこうと思うだけ)が置かれておるシンジュク東口に参るのであるが、本日は今月号のGoodアフタヌーンを読んでしまっておる為、イケブクロの献血場の未だ参っておらぬ駅から遠い場所の方に参ったのである。

 で、待機中に冒頭の様に『進撃の巨人』を読み漁ったという事である。で、人気になりアニメ化され、その主題歌が紅白で歌われる訳であるな。面白い。謎と脅威がマシマシで襲い掛かってきて多少の謎と脅威が解決されたらまた謎と脅威が襲い掛かってきて、巨人は人類の敵ではあるけれど、人類の敵は同じ人類という事も良く分かり、一気に15巻まで読んでしまったのである。立体機動装置の機構とか調査隊の乗馬しておる馬の特徴とか巨人を拘束するための網や槌とかポロポロとガジェットが出てくるのも良く、ガンガン読みたくなり続きは気になる、と本棚に向かったところ16巻が無い。周りを見渡しても16巻を読んでおる人は見当たらぬ。『3月のライオン』を読み時間を潰しても16巻が返ってこない。という事で残念ではあるが、15巻読了時点で撤退。まぁ読む機会はまたあるだろう、と。それに関連して個人的にグッときたシーンは体力戦闘力が一分欠けるアルミンが戦況の不利さに絶望しながらも考えて思考して考え続けて出した言葉によって戦況が変わるシーンであるな。他にも色々あるのだが、スピード重視で読み進めておったので、もう一度読み直して定着させたいなぁ、と。急に人が登場するとその人の名前顔肩書き等々が覚えられぬ。(だから、憲兵に顔役の親父を殺されたボンボンの名前が分からぬ。ヘタレアトモスフィアがあるが、ヤる時はやるのが良い、人を覚えられぬのは駄目であるな)色々と理由をつけて読まなかった我輩を叱咤すると共に、一気に読み進めるまで我慢した事を褒めたい気分であり、でも、次の巻に続くとなった時に、考察したり妄想したり、何処とも知れぬ誰かと語り合ったりする幸せを体験出来ぬのはイタイ。

 取り合えず既刊は30巻と残り半分である為、漫画喫茶やら古本屋で読みたい次第であり、購入しないのはどうなのか、と。あと、物理書籍はいいな、と。ああ、矢張り世の中には面白い本や漫画、ゲームに満ち溢れておるので、仕事なんてする暇は無いな、と。