奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

10/8 ハウ・トゥ・ディスプレイ・ダイナサウルスズ

 今日の日記の表題を直訳すると恐竜の展示方法になり、魅力的なを意味するアトラクティブを挿入した方が良いのかもしれぬが別にそこまでこだわらなくてもいいかな、と。

 という事で、『恐竜の魅せ方』(真鍋真)を読了したのである。ウエノは国立科学博物館で只今絶賛開催中の恐竜博2019の舞台裏を語った一冊であり、展示する為に化石を組み立てる人や、フィギュアを作成する人、企画や広告のお仕事や別の博物館から化石を借り受け、運搬する人々と恐竜博を作り上げた人々について、監修者自らがそんな人々から話を聞いてまとめた本である。そして、我輩が知らなかった職業としてサイエンスイラストレーターなる人がいて、象の鼻の断面図の解剖図を描いたり、今現在最新の説によると、恐竜は羽毛が生えておるのですよ、という絵を描き上げるというお仕事をされておるとの人もいるのであるなぁ、と。

 他にもフィギュアを作成する際にはダチョウの足や象の皮膚を参考にしたり、とかむかわ竜ことカムイサウルスはハドロサウルス類の草食恐竜だからそのまま展示してもいまいち盛り上がらないけどどうしよう、という事を相談したり、とか展示化石の借り受け交渉時間を考えると3年の準備期間は必要で、今も数年後の恐竜博の準備をしておるよ。とか、まだ発掘の最中だが、隕石が衝突し溶けて粉々になり大気圏まで巻き上げられた岩石であるテクタイト、の粒子によって大量死している生物達の化石のが大量に見つかり、恐竜は隕石で絶滅したじゃね説のかなり有力な証拠になりうる。というお話を読む事が出来、先日恐竜博を見てきたばかりの我輩にとってはベストタイミングな本であったな、と。

 ただ、常設展示についての解説もあり、ヒパクロサウルスの歯を開設しておる展示やk/Pg境界の地層を展示しておるよ、とあったりするなか、親子で遊べるルームなコンパス内にティラノサウルスの化石が展示されておる、と記されており、我輩に入る術がないじゃん、姪御を召喚して入るしかないのか、と。

 ダークソウル3に関してであるが、PS4のアップデート中にこれを記しておるので、今からプレイする次第。