奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

4/16 ライフゲームの動画を見ていた

 ライフゲームを考案したジョンHコンウェイ氏が新型コロナによる肺炎によって死去した模様である。という事で、延々とライフゲームの動画を見ておったのである。具体的には↓の動画群であるな。


 

それ以前にライフゲームについての説明については↓のWikipedia先生に投げる

[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0:embed]

 

 で、過去読んだ本で、一定の周期で形を変え元に戻る振動子があったり、は斜め方向に進み続けるグライダー他、一定方向に動き続ける宇宙船、延々とグライダーを生成するグライダー銃がある事は知っておったのである。

 が、グライダー銃を作成するまでに、ある一定の振動子となりうる形状である「シャトル」に自己分解せぬように、余分なセルを処理するブロックを設置し、周期と位置をずらしてまとめたという思考過程に感動したのである。

 そして、グライダーを合成して新たな物体を作るそのものズバリなSynthesisを利用してのグライダーだけからグライダー銃を作成する方法や、グライダー銃でグライダーは無限生成できるのだから、グライダー銃を生成する方法もある筈だ、と創り出したPuffer Trainことシュシュポッポ列車とか、そのPuffer Trainの形状を守る為に余分なセルを取り除く作用のある護衛宇宙船という概念や、そこから考え出された移動式グライダー銃であるRakeと、そのRakeから生成されたグライダーをSynthesisさせて作成されたグライダー銃から、無限生成グライダー銃を創り出すといったBreederが出来る。という生物の進化めいた動きには大いに感動したのであるが、それだけでは終わらないのである。

 グライダーの向きを変え反射させる、複製する、宇宙船に変換するという物体から、特定の文字を射出し続ける機構を作る事が出来。反射を繰り返す事で情報を保存できるという事は計算機を作成可能という事であり、ライフゲーム内でライフゲームを作成してみせたり、自己複製の物体も作成出来るという事で、宇宙を感じる事が出来たのである。

 で、この日記を記すにあたり、何度も動画を見返したり、Wikipedia先生にも教えを乞うたのであるが、グレッグ・イーガンの『順列都市』にて、エデンの園配置なる、一度この配置になったら二度と到達できない配置、というのが関連しているという事なので、読みたくなってきたのであるが、イーガン先生のSFだから読めばもれなく眠くなりそうな作品でありそうなので、その辺りが少し恐ろしいと感じたりしたり。