奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

1/3 一人では行けない場所に

 我輩の我儘によって、ウエノは国立科学博物館に参り、お子様と同伴でのみ侵入可能なゾーンであるコンパスに参ったのである。

 その為、毎年恒例のハコネ往路を眺める事が出来ず、それについて呟く事が出来なかったが、些細な事であるな。

 去年開催された恐竜博で、コンパス内のみで眺める事が可能な恐竜の化石がある、と知り、是非とも見たいと思い、去年の年末に姉貴様宅に参り、姪御のはぐみ嬢サリサ嬢に早めのクリスマスプレゼントを渡した際に、何時か科博のお子様専用コーナーに我輩を連れて行ってくれ、と頼み込んだら、じゃあ正月に行こうよ、とあっさり承諾。

 という事で早めの0930程度に家を出発し、お子様には少々キツ目ではあるものの、市営地下鉄とヨコハマウエノラインを駆使して1030ぐらいに科博に到着。まぁ冬休みなのでそれなりの人はおったが、企画展のミイラ展の方に人が吸い込まれておったので、そこまでの人混みではなかったのが幸い。

 コンパスは1100入場分のチケットであったので30分間なにすれば良いか?となったので、科博百戦錬磨の我輩は、取り合えずコンパスのある3階に参り、そこで哺乳類の剥製を眺めていれば時間は経過するであろう、と案内したのである。

 はぐみ嬢サリサ嬢は5歳児2歳児で思った以上にお子様であり、普段見慣れぬ大型の哺乳類にある程度の食いつきを見せるであろう、と想定しておったのであるが、思った以上のスピードで剥製展示ゾーンを駆け抜け、結局2周しても1100には微妙な時間が残る事になり、少し早めに並びましょうか、という事になったのである。

 で、コンパス入場前にスタッフな方々から注意事項に説明を受けた後、無事コンパス内に潜入成功。お子様達がアトラクションに向かっておるのに対し、我輩は一目散に恐竜の化石を見に参り、その後アトラクションを一通り楽しみ、はぐみ嬢サリサ嬢を追いかけたりしながら屈みこみで動き回ったので結構な疲労となったので、一休みして、二人が遊んだり工作る場所で紙を切断したり色を塗ったりしておったのを眺めていたり。

 その後、丁度昼時となったのでレストランに参ったら結構な行列が形成されておったので、一旦展示を見て時間を潰そう、となり地球館一階の生物ゾーンを覗いて後改めてレストランに参ると丁度席が空いた良いタイミングであり、待たずして席に座る事が出来、休日という事で昼間からビールを頂く事が出来、またリピーターズパスを提示すると、レストランの料金から5%割引になるという知識を今更ながら得る事が出来たり。

 腹を満たした後、どうする?何を見たらいい?なんて聞かれたので、まず地球館の2階で