奇妙図書館第六分館

図書館が潰れたので分館で活動します。第一~五分館も既に廃墟。

6/18 ご開帳を見に行った

本当ならばウエノは国立科学博物館で開催されておるポケモン化石博物館に参りたかったのである、が、先週予約しようとしたら、もう満員となっておったので諦めて御開帳を見に参ったのである。ご開帳が6月まで、という事で普段よりも早めに出かけたり、なにしろご開帳期間中は0800から開いておるからである。学生の多い最寄駅からとぼとぼと歩きほぼ開いた直後にご開帳に、本尊を眺め、鳴き竜とお戒壇廻りを体験したり、で、お戒壇廻りでは鍵を触ると御本尊と御縁を結べるとの事であるが、暗闇ではその鍵の在処が全く分からず、今回は御縁が無かったという事で、
でその後、電車の中で『野生動物の法獣医学』(浅川満彦)『雌犬』(ピラール・キンタナ)の二冊を読了、『法獣医学』の表紙は何となく見たことあるな、と思いつつ読んだが、サンデーで連載中の『ラストカルテ』(朝山わかび)が表紙を描いており、あとがきによると父親がその著者という事だそうで、流し読みであったので今後読んでみようかな、と『雌犬』は呟きで国書刊行会がお勧めしておったので読んだり、『老人と海』めいて極限までそぎ落とした文章で子供のいない中年女性が雌犬を育てる話であるが、ドライな文章で子供の頃隣人の少年が海で遭難するシーンとか連続する事故によって家族が不幸になるとか雌犬が主人公から逃亡して帰ってきたときには、、、という場面場面がキツめ、そしてその分だけ描かれておらぬが可愛がっていた雌犬が憎しみへと反転するのが良く分かり、精神的余裕が無ければ困難な本であり、中編集程度の長さで一気に読めたからこそ読了出来たのかな、あと、登場人物が中南米なネームであるので、主な登場人物表があったらいいな、と思いもしたが中編集程度の長さであるからなぁ、と
『地上の平和』(スタニスワフ・レム)がまだ残っておるのをどうにかせぬと、そしてPCを抱えておったが起動せずカバンの肥やしとなり、肩を痛めただけであったな、と